目 次

1 イルカの眼
イルカは「かわいい」だけか
イルカと女性との深い関係
日本人のイルカ観
イルカの眼
お盆にお参りにくるイルカ
イルカの血を塗られたエビス像
古文書に残るイルカ漁
対馬藩の「いるか奉行」
名護湾でのピトゥ狩り
シーサーとイルカは関係あるのか
子を使って親を捕る
権藤クジラ
伊豆から伝わったイルカ漁法
イルカの思わぬ嫁ぎ先
イルカに見えるアメリカの御都合主義
イルカに漁をさせようとした人
イラワジ川のイルカは人間と漁をする

2 ことばの力
「ケータイ」が日本語を破壊する
「気になる」が気になる
「さらさら」がはやる世の中
「かわいい!」は日本語の敵である
「よろしいでしょうか」は、よろしくない
「ねえたらくわず」は、やめたい
「身体検査」の内容が公表される
「んで」族を追放したい
「鬼は外」には、強力な力が込められていた
「おれおれ」詐欺
「ご迷惑」は誰にかけたのか、と思う
「たいしたことのない」遺跡
「今どきの若い者は」と嘆くこと
「オンリーワン」よりナンバーワン
「宵のうち」は何時をさすのか

3 えんま帳の威力
えんま帳の効き目がなくなった
子供行事の教育力
郷土芸能の伝えかた
十五少年漂流記に思う
たった一人の元服式
鉛筆の持ち方にもいろいろある
六尺をきりりとしめる
村相撲の青年たち
手振りで言葉を示す
教員に必須の条件
漢字検定と学校の漢字教育
見られていること
路上の吸殻
存在するけど存在しない
ばあちゃんパワーを生かしたい
躾教育たてなおし二十年計画
心のふるさとを守りたい

4 地名改変
むかし懐かしいものを捨てる
米どろぼう対策の小屋
夜、爪を切ってはいけない
百ということ
はしかの神を送り出す
床屋での会話
頭が痛い、を実感した
仏像泥棒に仏罰を
平成大合併と新しい地名
久しぶりの富士登山
富士山を世界文化遺産にするための戦略
男女逆転
月光のスポットライトを浴びた
あたたかい明かり
時の流れを感じるとき
死者の集まる山
井戸は別の世界への通路
善の綱で結ばれる
葉つき塔婆と戦死者の霊

5 季節の味わい
お正月さまはユズリハに乗って
唐土の鳥が渡らぬ先に
小正月の訪問者
後ろをふりむいては、いけない
お雛様で遊ぶ
神様と食べる伝統食
百万回も唱える念仏
せんかまち
田植え休み
七夕には雨が降る
盆のソウメン
水車と風車をまわす
上げ燈籠で精霊を送る
松明で虫送り
串刺しのお供え
七五三を祝う
しゃがんで赤飯をいただく
年の瀬の客

6 竹の歯と資源保護
楠が、神と人を招く
椿はお寺の木
紫陽花の神秘
梅の効用
蜜柑と林檎の関係
新緑の柿の葉
柿の木をいたぶる
米と水と桜の連環
木の葉を漬けて食べる
竹の侵略
竹の歯が資源をまもる
砂糖黍をかじる
木綿「以後」のこと
大根との長い付き合い
牛蒡の存在感
茸の行く末
オハライサマ

7 鼠鳴き
犬が人間の霊魂を導く
山犬との付き合い
犬がバイクに乗る島
猫が祟る
馬も戦争に行った
馬の守り神
白馬は神の乗り物
猪の寝床
猪の生首を並べる
猪を防ぐあの手、この手
鼠が福をもたらす
鼠とりとヒ素
鼠の鳴き声
牛の鼻輪を供養する
牛が暴れる正月行事
牛タンの餅
牛の頭骨を飾る
虎の霊力
風太クンの立ち姿

8 妖獣、千年もぐら
鴨と魚を一緒に売る
鶏で占う
安倍川の鵜飼
鮫を供える祭り
鰯は日本を支えてきた
鰯買いに全国を歩いた人
鰹の霊を弔う
鯖の肌が輝いていた
鯖と弘法大師
鯰を押さえる石
はずれが当りだった桜海老漁
海鞘と美味しい水
鯨の赤ちゃんの供養
霊蛇が知らせた温泉
ジャが浅畑沼にいた
鵺も所詮は合成物だった
妖獣、千年モグラ出現
蜜蜂との付き合い
蝉の最後
蜻蛉が告げる秋
尺取り虫が空を見つめていた